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シスラコン(R) RTV8000は、高脱型性、速硬化性を特徴とする型取り用常温硬化型シリコーンラバーです。
シスラコン(R) RTV8000は、触媒(キャタリストET)を添加することにより、短時間でラバー状に硬化しますので、従来の型取り用シリコーンラバーに比べより早く注型作業に入る事ができます。また、脱型特性もすぐれているため、ゴム型の寿命が改善され経済的です。
■特 長
・耐薬品性にすぐれているため、より多くの脱型回数が得られます。
・硬化時間が短いので早く注型作業に入れます。
・深部硬化性にすぐれています。
・低粘度のため作業性にすぐれています。
・硬化阻害を受けません
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代表特性 (出荷規格ではありません)
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■硬化前
外観本体 | … |
淡褐色粘稠液体 |
触媒 キャタリスト ET | … |
緑色液状 |
キャタリスト RT | … |
青色液状 |
粘度(触媒添加直後、25℃)cp | … |
10,000 |
■硬化後
硬化特性〔本体/触媒 重量比100/1.0〕
作業時間(25℃)分 |
キャタリスト ET |
… |
40 |
脱型可能時間(25℃)時間 |
キャタリスト ET |
… |
3.0 |
注型可能時間(25℃)時間 |
キャタリスト ET |
… |
5.0 |
物理特性〔25℃、1日後〕
外観 | … |
淡褐色ラバー状 |
硬度 JIS A | … | 43 |
引張強さ kgf/cm2 | … | 35 |
伸び % | … | 200 |
比重 | … | 1.20 |
線縮小率 % 1日後 | … | 0.20 |
3日後 | … | 0.25 |
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用 途
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インテリア、美術工芸品、玩具、仏具、カーテンウォール、民生器用キャビネットおよび部品など一般型取用、
高周波成型用、ロウソク型取用、シリコーンゴムロール用など広範囲に使用でき、ポリエステル、ポリウレタン、
エポキシ、ワックス、低融点合金、石膏などの成形が簡単に行えます。
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使用方法
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1.混合、攪拌
シスラコン(R) RTV8000の硬化には、キャタリストETをご使用ください。本体100重量部に対する各触媒の添加量は、以下のようになります。
・キャタリストET…0.5〜1.5
重量部(標準添加量1.0重量部)
添加後は、スパーテル、混合機、攪拌機等で素早く均一に攪拌、混合してください。
2.脱 泡
シスラコン(R) RTV8000は、低粘度のため作業性が良好であり、一般には脱泡の必要はありません。
特に複雑・微細な型取りの場合、および型が比較的深い場合には、振動・減圧などの装置を利用して脱泡することをおすすめします。
3.作業時間
シスラコン(R) RTV8000は、触媒の添加により徐々に反応が進行します。本体100部に1.0部(重量比)を添加したときの25℃におけるその作業時間は、以下のようになります。
キャタリストET … 40分
作業時間は、触媒の量を増すと短くなり、減らすと長くなります。また、高温になるに従って速くなり、低温では遅くなります。必要に応じ触媒の量を増減してください。
4.硬 化
シスラコン(R) RTV8000 本体100部に対し、触媒1.0部(重量比)を用いた場合、シスラコン(R) RTV8000の母型よりの脱型可能時間および樹脂注型可能時間は、厚さに関係なく以下のようになります。
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脱型可能時間(時間) |
注型可能時間(時間) |
25℃ |
10℃ |
25℃ |
10℃ |
キャタリストET |
3.0 |
6.0 |
5.0 |
8.5 |
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使用上の注意
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触媒及び触媒の混合された本体は、皮膚や服などに接触しないようご注意ください。
作業中は安全メガネなどの保護具の着用をおすすめします。
万一、眼に入った場合、直ちに水道水で充分(15分以上)洗い流し、必要に応じ医師の診断を受けてください。
皮膚に付着した場合は石けん等で洗浄してください。
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貯蔵方法
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シスラコン(R) RTV8000およびキャタリストET、キャタリストRTは、密栓のうえ冷暗所の保存してください。
キャタリストETおよびキャタリストRTは、5℃以下になりますと凍結する恐れがあります。
もし、凍結した場合は、40℃以下の温水で解かしてからご使用ください。
シスラコン(R) RTV8000およびキャタリストET、キャタリストRTは、製造後6ヶ月以内に使用される事をおすすめします。
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第四石油類の危険物に該当します。
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