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簡単フィニッシュ作例 ワンポイントアドバイス
羽部分:作例ではディテールを目立たせるためにエナメル塗料の同色系でスミ入れしていますが、ドライブラシでもよいかもしれません。

ゴールド各パーツ:ティアラと首部分はそのまま組み上げ、胸周りのリングはパーティング処理後、サンドペーパー1000番でならしてあります。

甲冑(銀):膝上の甲冑部分は黒でスミ入れ。

ドレス部分:ブルーパールっぽい質感が美しいですね。ここはパール感を活かして成型色そのままですが、石長さんの作例感を出すならつや消しもオススメ。

黒パーツ:黒レジンの性質上ヤスると白くなりやすいので、パーティングラインを消す際は、ヤスった後つや消しスプレーなどを噴いてあげると目立たなくなります。腕のパーツのみ処理してあります。
腰周りのパーツの鋲部分はエナメルシルバーでちょんと筆塗り。

各筆塗りについて:レジンキャストなので塗りに失敗しても、シンナーを綿棒につけて軽く擦れば拭き取れますよ。失敗を恐れずもう一度チャレンジしてみよう!

肌色パーツ:程よい透明感を活かし、ピンク系のシャドーを吹いた後つや消し。肌はつや消しを吹くことで一気におもちゃ感がなくなるので推奨します。顔も同様に処理を行い、目尻のあたりにのみタミヤパステルでアイシャドー。リップ、マニキュアはエナメルで筆塗り。

デカール:瞳はまぶた部分が立体的な造形のため、アイライン上部を切り取り、瞳・まぶたデカールを貼った後、まぶたの空白をエナメルの黒(ハルレッドなど推奨)で書くのが綺麗に仕上げるコツだと思います。眉は最後、左右の高さに注意して貼る。前髪パーツの先端にかかるくらいの高さがベストでしょう。

全体的には、腰周りの組み方に若干コツがいる以外は、パーツの合いも問題なく、かなり組みやすい印象でした。ガレージキット初心者の入門としても最適で、ひと手間加えることで手軽に美しいフィギュアが手に入る工程を是非楽しんでください。
作例/文 とびぶた



■ とびぶた
ガレージキット製作歴20年。シューティングと格闘ゲームをこよなく愛するナイスガイ。模型イベントを中心に活躍するモデラーで、フィギュア・メカ問わず丁寧な工作と塗装には定評がある。ガレキまみれで過ごす中、最近奥さんが「レジン」という単語を覚えた・・・らしい。


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