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MITSUBISHI CJ3B/J4A

零戦、九七式中戦車等の生産メーカーとして有名な名門三菱重工は戦後技術者、生産設備の多くを失い、又航空機や戦車の生産など当然許されず、米軍車両の再生修理、スクーターや三輪車の生産を行っている有り様でした。
ところがその後の朝鮮戦争勃発を契機に1952年にはウイリス社とのノックダウン契約、翌53年にはライセンス契約によって三菱ジープが誕生しました。
日野ルノー、日産オースチン、いすゞヒルマン等多くのメーカーがそうであったようにこれによって三菱は自動車メーカーとして発展する足掛かりをつかむ事になり、又戦後の61式、74式、T2、F1等我が国の防衛産業の中核としての地位を確立することとなります。
生産開始以来39年間基本形状を大きく変えることもなく、ある時は土木現場、ある時は防衛庁、またある時はレジャービークルとして三菱ジープは多くに人に親しまれてきました。
今回は数多い三菱ジープのバリエーションの中から防衛庁仕様のJ4Aをキット化しました。
又ベトナム戦争には相当数のジープが輸出され、戦闘に参加しました。
キットは簡単な加工により輸出仕様のJ4Cとすることもできます。

MITSUBISHI CJ3B/J4A

塗装とマーキング
自衛隊 基本色はオリーブドラブ、但米軍とは色調が異なり緑色が強い様です。保守点検の為フレーム、デフ、サスペンション等は黒く塗られています。又ホイールのボルトナットの頭が黄色く着色されていた時期もあったようです。
米軍、南ベトナム軍 全面オリーブドラブで塗装されています。

※解説文は1989年当時の資料による物です。あらかじめご了承下さい。



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