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WILLYS MC M38

1941年から45年にかけて60万台以上生産されたMB/GPWは第二次世界大戦終了後も米軍の制式ジープとして使用され続けました。
ところが朝鮮戦争の勃発によって新たにジープを開発する必用に迫られ、当時民間で生産されていたCJ3Aに改良を加えたM38が採用されました。
電装系の強化、大型タイヤの採用、防水機構の標準装備等はMBの発展型であると同時に、その後の戦後型ジープの原点にあるジープといえるでしょう。
そのスタイルはローフードジープの決定版として高い人気を得ています。


WILLYS MC M38

DWF機構
M38の米軍ジープはすべてエンジン、電装系、走行系等各部にシーリングが施され、吸排気用の延長ダクト(シュノーケル)を接続することにより約1.9mの深さまで水中走行することが可能となっています。。

M100トレーラー
MBで採用されたMBTトレーラーに代わってタイヤサイズを車体と共通化したトレーラーです。

塗装とマーキング
アメリカ陸軍 基本色はオリーブドラブ。フード側面に車体ナンバー、前後バンパーに部隊マークが共に白で書かれています。普通フード上部に15インチスター、サイドパネル後方に6インチスターが書かれました。M38が活躍した朝鮮戦争当時はフード上のスターマークが逆向のもの、フードいっぱいに大きく描かれたものなどもよく見受けられました。
アメリカ海兵隊 フォレストグリーンの基本色の上から黄色の車体ナンバーと部隊マークが付きます。
アメリカ空軍 エアフォースブルーの基本色に黄色でマーキングを施しました。

※解説文は1989年当時の資料による物です。あらかじめご了承下さい。


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